tempera days

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2009年 07月 11日

今日のお仕事

ボーロ磨き。

いきなりここから始まりました tempera days です。
わかる方以外にはわからない状況ですね。

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ここに来るまでの経過を超ショートカットで説明しますね。

W半で買ってきたシナベニヤ(厚さ1.2cm)に兎膠で寒冷紗を貼ります。
普通は麻布です。表を塗ったらお茶碗の上に裏返して裏を塗り、画鋲をつけて
また裏返して乾かします。そうじゃないと下に敷いた信毎(信濃毎日新聞)
がべったりくっついちゃうからですね。頭いいですね。

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そしてボローニャ石膏を塗ります。
乾いては塗りを繰り返し、15層ほど塗ります。


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完全に乾いてから、鋼板パネルで表面を削ってスベスベの平らにします。
これはかなりの力仕事。
パネルも自分で砥石で研いでエッジを効かせます。何でも自分でやらなくては。。
この写真は私の師匠なのでお見事な削りっぷりです。
一点の凹みもキズもなくなるまで綺麗に削ります。

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レリーフをほどこします。

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ボーロ(とのこ)を塗ります。
これは、金箔を貼って磨くために必要なことです。

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今回、紀井先生の「黄金テンペラ技法」を参考に、
膠液:水練り砥=22:1
にしてみましたが、薄い!紀井先生、薄いと思います!

15〜20:1 と教わったこともありました。
ダニエル・V・トンプソン先生の本には
「小匙1杯のボーロを4、5杯の膠水で薄める」とあって
大変おおらかです。私の師匠もこんなかんじです。
たぶんその時の気候やボーロの状態などをみながら自分の頭で考えろ
ってことだと思います。はやくそこまで極めたいです。

ということで途中からボーロ増量して、結局7回塗りました。
(予定は4回でした)

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今回はここからがスペシャルな挑戦です。
黒ボーロ、ピンクボーロを作って(ガッシュを混ぜた)
赤ポーロの上から部分的に塗ってみました。
これも予定では2層でしたが4層塗りました。
これに何の意味があるのか?
失敗なのか成功なのか?楽しみにしていてください。

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今回のコンセプトは「綺麗に仕上げすぎない」です。
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# by chiaroscuro8 | 2009-07-11 16:25 | テンペラ