tempera days

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2018年 02月 12日

額、完成

全体に古びを加え、完成しました。
輝きすぎる部分を抑える事で、入れる絵を引き立てる額になります。
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ニスを塗った上に、薄めた茶色で金部分を着色。拭き取りつつ様子を見ながら進める。
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緑青のような効果を出すため、タルクにウルトラマリン、ビリジアンを少量混ぜ、膠で溶いて部分的に置き、すぐに刷毛で軽く叩く。タルクは軽いため、水ではなくアルコールで溶く。
乾くと想像以上に白くなるので、かなり気を遣っての慎重な作業。ぐっと古び感が増す。「やり過ぎると下品になる」という先生の言葉を胸に、自分の感覚を頼りに。
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乾いたら、さらにこげ茶に着色したワックスで全体のトーンを落とす。布で拭き取ったり刷り込んだり、調子を整えながらの作業。いきなり塗らず、新聞紙で濃淡を調整してから。
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更に今回は、レリーフ部分に灰を少量かけて払い、古び感を出した。
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この作業で1日かかった。感覚が頼りの気を使う作業。
金のままでも良いのでは?と迷っていたが、抑えた重厚感が出た額を見ると、こちらの方がずっと良いと思える。

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# by chiaroscuro8 | 2018-02-12 10:58 | 額縁